北陸地方整備局は、糸魚川地区橋りょう架替2事業として計画する歌高架橋架替工事の上部工3件について、9月下旬の公告を目指し準備を進めている。いずれもWTO(政府調達協定)対象の一般競争となり、15年内の入札を見込んでいる。
塩害による損傷が著しい国道8号歌高架橋(糸魚川市歌地先)の恒久対策として進める事業。一部既存橋りょうを利用しながら架け替える。新橋りょうの構成は既設橋りょう拡幅区間がL=44・7メートル(単純鋼鈑桁橋)、新設橋りょう区間がL=631・1メートル(PCポステン床版橋)、補強土壁工区間がL=62・1メートル。
上部工の工事概要は、第1工区が既設鋼橋拡幅工、鋼橋4径間製作架設工、旧橋撤去工各一式。工事発注規模は6億円以上10億円未満、工期が約30カ月。第2工区がPC6径間ポステン床版橋製作架設工一式、工事発注規模が6億円以上15億円未満。工期が約12カ月。また、第3工区はPC5径間ポステン床版橋2橋の製作架設工一式で、工事発注規模が6億円以上15億円未満。工期が約12カ月となる。すべて技術提案評価型の総合評価方式を採用する見通しだ。
詳細設計はパシフィックコンサルタンツと日本工営が担当。