社会福祉法人洛西福祉会(理事長村田清氏、京都市西京区大枝北沓掛町1丁目2)は、取得予定の洛西ふれあいの里保養研修センター跡地(本体建物区画)の既存施設を改修し地域密着型特別養護老人ホーム等として活用する。将来的には隣接する特別養護老人ホーム沓掛寮と一体的に建替えを構想している。
京都市は洛西ふれあいの里保養研修センター跡地(本体建物区画)(京都市西京区大枝北沓掛町1丁目3−1)について、同法人に3億5060万円(税抜)で売却する。市は同跡地の売却に係る議案を9月市会へ付議し、可決後に同法人と本契約を締結する。
土地等の取得後、同法人は既存の建物を改修する。改修工事見積は昭和設計(大阪市北区・06−7174−8787)が担当。
計画案によると、1階の一部と2階全体に地域密着型特別養護老人ホーム(29床)、1階の一部に短期入所生活介護(ショートステイ)(7床)を配置。3階には有料老人ホーム(住宅型14室)を置く。同法人の居宅介護支援センター、地域包括支援センターを移転。このほかコミュニティスペース、福祉避難所を配置する。
法人の将来展望によると、特別養護老人ホーム沓掛寮は設置から28年が経過し、建物は今後、機能寿命を迎えることから、個室ユニットケアとして現地で建替えを考えると、現在の敷地では関係法令を満たすことは難しいと判断。今回取得する保養研修センター施設との合築が不可欠としている。
洛西ふれあいの里保養研修センター跡地の本体建物区画は地積が2467・26u。規制等は用途地域が第1種中高層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率150%)で、15m第1種高度地区など。主建物はRC造陸屋根地下1階地上4階建、延4018・89u、附属建物としてポンプ室がコンクリートブロック造ルーフィング葺平屋建、6・23u。合計延4025・12u(6年3月築)。