国土交通省多治見砂防国道事務所は、国道19号のバイパスとして新たに整備する「瑞浪恵那道路(延長12・5`b)」のうち、事業化した延長8・2`区間の測量業務を起点側の釜戸西地区、路線中間部の釜戸東地区、終点側の武並地区の3工区に分け委託した。釜戸西地区は興栄コンサルタント(岐阜市)、同東地区はメイホーエンジニアリング(岐阜市)、武並地区は中央エンジニアリング(岐阜市)が担当する。委託期間はいずれも2016年2月26日まで。
今後のスケジュールは16年度に地質調査と現地測量の一部を委託し、中心杭を設置する。設計も早ければ16年度内に委託する。設計後は用地測量と物件調査を行い、用地交渉に入る。工事発注や開通時期は未定としている。
瑞浪恵那道路は渋滞、事故、災害リスクなどの課題解決を目的としたバイパス整備事業で14年4月に都市計画決定した。事業実施に向けた委託としては今回が初となる。
事業化区間は瑞浪市土岐町から恵那市武並町までの延長8・2`。現在の国道19号の南側を通るJR中央本線の南側に新たな道路を整備する。設計速度が時速60`の第3種第2級道路。幅員は16・25bで4車線となる。
興栄コンサルタントが担当する釜戸西地区は、瑞浪市土岐町からJR中央本線と土岐川を跨ぎ、主要地方道恵那御嵩線接続部までの延長約3・4`区間。
メイホーエンジニアリングが担当する釜戸東地区は、同線接続部から瑞浪市釜戸地内までの延長約2・6`区間。
中央エンジニアリングが担当する武並地区は同地内から国道418号接続部までの延長約2・2`区間。委託内容はいずれも基準点測量、地形点測量、路線測量としている。
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建通新聞社