岐阜県都市建築部は、岐阜県工業技術研究所(関市小瀬)に整備する「モノづくり拠点工業技術研究所開発棟新築工事」の設計業務を小林建築設計事務所(高山市)に委託した。設計工期は2016年3月11日まで。16〜17年度で建設する予定。概算事業費として土地購入費などを含め33億円程度を見込んでいる。
新築する施設の規模は、技術開発棟が鉄筋コンクリート造4階建て延べ約5840平方b、試作開発棟が鉄骨造2階建て延べ約1152平方b、排水処理室が鉄骨造平屋約52平方b。
同研究所には現在、本館棟と共同研究棟、西実験棟、東実験棟、北実験棟の5棟の施設があり、計画では研究所敷地の北部分と隣接する市有地を取得して整備する。
開発棟新築は、県商工労働部が計画し、モノづくり技術に関するさまざまな研究開発・技術支援を実施し、新たに技術支援のワンストップ窓口機能や産学官連携を促進する共同研究スペースなどを備えた総合的施設となる。
同事業は、岐阜県が持続的に発展する上で、成長市場の獲得や基盤技術力強化が急務であるとの考えから、県内の中小企業などの技術力を底上げすることが狙い。
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建通新聞社