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鹿児島建設新聞
2015/09/01

【鹿児島】2014年度県下売上企業ベスト100、 南殖が8年連続トップ 

  鞄結桴、工リサーチ鹿児島支店は、2014年度県下売上企業ランキングベスト100をまとめた。トップは8年連続して南国殖産で、昨年に引き続いて2000億円台をキープした。100社の総売上高は1兆8961億3800万円で、前年度比150億7400万円(0・79%)の増。太陽光発電など再生可能エネルギー関連商品を取り扱う企業や建築業関連などの増収が目立った。 
 トップの南国殖産は、売上高が2218億500万円で前年度比9・8%の伸び。建設設備事業で太陽光発電システムの販売やメガソーラー建設がけん引したほか、主力のエネルギー事業が石油価格上昇(9月決算)により好調を維持。建設資材事業ではセメント・製品販売が伸びたほか、情報通信事業では直営店販売・法人営業強化で増収を達成。主要4事業ともに前年度を上回る実績をあげ、過去最高の売上高となった。 
 そのほかの上位は、2位が同2・6%減の1254億600万円でタイヨー、3位が同8・9%減の593億2000万円でMISUMIの順で前年度と変化はない。 
 今回の集計で、増収企業は前年度比28社減の50社。消費増税前の駆け込み需要によって軒並み増収を達成した前回と比べ、増収企業は28社も減少した。同社は「円安に伴う原材料の高騰や消費税アップによる駆け込み需要の反動などよって苦戦を強いられている企業も見受けられ、県内景況の本格的な回復感は乏しい」と見ている。