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建通新聞社(静岡)
2015/08/31

【静岡】島田市 新病院基本計画を早ければ10月末

 島田市は、新市立島田市民病院建設基本計画案を8月26日に公表し、パブリックコメントを開始。寄せられた意見を参考に、早ければ10月末までに策定作業を完了させる意向を示した。施設規模は、約3・5万平方bを想定していることが明らかになった。
 基本計画は、段階的に進められている事業の2段階目にあたり、2014年度にまとめた基本構想を基に、新病院の機能・規模や配置計画などの策定を進めている。
 計画案では、病床規模は445床程度、1床当たりの面積の目標値を80平方bと設定した結果、新病院の規模は7〜8階建ての延べ面積35600平方b程度を想定している。この他、病院整備後の駐車場台数は約960台を目標とすることが示された。
 既存施設の利活用として、5月の中間報告では示されていなかった救急センター棟について、1階を人工透析部門、2階を既存のまま講堂や医局、当直室などに利用することを想定している。健診センター棟は、実習生控室・更衣室、会議室、カンファレンス室などとしての利用を見込んでいるが、具体的な有効利用案については今後の検討課題としている。
 発注方式は、従来・DB・ECIの3方式で検討が進められている。16年度から17年度の初〜中旬にかけて基本設計を行い、それ以降は各方式に合わせたスケジュールで20年度の開院を目指していく。また、開院後の約1年の工期で、解体・外構工事を進めていく見通しだ。
 具体的な建て替え手順案としては、新病院用の浄化槽を新設後、既存の浄化槽を解体し、新病院の建設に着工する。開院後に、救急センターの改修と既存の本館・東館を解体し、外構工事に入ることを想定している。
 概算事業費に約247億円を見込んでいることも示され、建設工事関係では、敷地内水路付け替え・地質調査・測量などに1・1億円、設計監理費4・3億円、本体・外構・解体・軟弱地盤対策費などに199億円が計上されている。

提供:建通新聞社
(2015/8/31)

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