市民や学会、行政、民間が一堂に会して水に関する諸問題を議論し、相互理解と情報共有を図る機会を提供しようと27日、「第20回水シンポジウム2015inふくい」が開幕した。きょう28日まで。
この日はJR福井駅東口のAOSSAで、オープニングセレモニーに引き続き、NPO法人日本水フォーラム代表理事・事務局長の竹村公太郎氏の特別講演「日本文明と水循環」、福井県里山里海湖研究所所長・県立大学客員教授の進士五十八氏の基調講演「福井豪雨から足羽川の景観まちづくり」に加え、パネルディスカッション形式によるテーマ別分科会、全体会議などが行われた。
このうち基調講演では、足羽川の河川激甚災害対策特別緊急事業時に「足羽川河川環境整備検討会」の委員長も務めた進士氏が当時を振り返り、苦労話などを紹介。「足羽山、越前福井の歴史文化を紡ぎ織り上げる足羽の川づくり」の取り組みを発信した。
なお、きょう28日には福井市東郷用水、一乗谷朝倉氏遺跡、大野市御清水、恐竜博物館、九頭竜川鳴鹿大堰などを巡る現地見学会が予定されている(要事前申込)。