高知県土木部は、入札不調が2度続いた県営住宅宇治団地3号棟と4号棟の全面的改善主体工事について、再公告に向けた申込資格の見直し作業を進めており、早ければ9月上旬に一般競争を公告する。
両棟とも規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ1516平方b。各30戸の内部全面改修と階段、廊下、エレベーターシャフトの増築、エレベーター1基の設置などを進め、現在の階段室型から片廊下型とする計画。
両棟の建築主体工事は、6月2日に1回目、7月28日に2回目の入札を行ったが、いずれも不調に終わった。3度目の入札に向け申込資格を見直すほか、工事概要も若干見直す予定で、価格についても直近の単価を反映させるための作業を進めている。なお電気設備は3号棟、4号棟とも伊東電氣、機械設備は3号棟が四国水道工業、4号棟が四国パイプ工業がそれぞれ落札している。
宇治団地は全部で8棟あり、3号棟と4号棟の工事から始め、今後4カ年で毎年2棟ずつ工事を進めていく予定。
所在地はいの町枝川1328ノ3。実施設計は若竹まちづくり研究所(高知市)が担当。
提供:建通新聞社