庄東用水土地改良区(砺波市東保、川合昭夫理事長)が射水市串田新地内で整備する地域用水環境整備事業芹谷野用水地区「芹谷野発電所建設工事」が着工した。
施工者と工事概要は以下の通り。
▽導水路第1工区工事 高田建設 L=411メートル 工期=12月15日
▽導水路第2工区工事及び取水施設工事 射水建設興業 L=395メートル 工期=16年3月11日
▽芹谷野発電所土木建築工事 高田建設 S造(9・0メートル×10・0メートル) 工期=16年3月18日
設計は富山県土地改良事業団体連合会が担当。
最大出力は89キロワットで、年間発生電力量は616メガキロワット。一般家庭約150世帯分の使用量に相当する。水圧管路L=818メートル(φ700ミリ強化プラスチック複合管)を布設し、最大23メートルの落差を利用して発電が行われる。水車の製作は中川水力(福島県)。
総事業費は3億6000万円。16年秋の発電開始を予定する。全量を北陸電力に売電。得られた収益は、土地改良施設の維持管理に充て、農家の負担軽減に役立てる。
24日には、安全祈願祭・起工式が行われた。