高知市は、沿岸部に位置し津波浸水区域外への移転を検討していた救護施設「誠和園」について、民立民営化により移転を進める方針を決めた。事業主体となる民間事業者を選定するため、早ければ2015年度末にも社会福祉法人などを対象とした公募型プロポーザルを公告し、16年度の早い時期に選定する予定。
建設場所については、公募の際の提案書で求める意向。場所については、南海トラフ地震による津波浸水区域外に移転させることを求める。選定された事業者は、この提案書に基づき、事業主体として建設場所を決定し、設計者・施工者を選定する。18年度の運営開始を目指す方針で、今後のスケジュールをまとめていく。
現施設の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約1800平方b。1989年建設で老朽化が進んでいるほか、バリアフリー対策も不十分な状況であり、浦戸湾に面しているため3〜5bの津波浸水予測が出されているため、津波浸水を受けない安全な場所への移転を検討していた。
4月現在の入所者は67人、職員数は28人。所在地は横浜4ノ2。
提供:建通新聞社