建設新聞社
2015/08/25
【東北・山形】環境デザイン研究所を特定/白鷹町複合施設基本案プロポ
山形県白鷹町は、白鷹町まちづくり複合施設整備事業の基本設計の設計者を選定するため、22日に公募型プロポーザル方式の公開二次審査を行い、最優秀提案者に環境デザイン研究所(東京都港区)を特定した。次点は羽田設計事務所だった。
今回のプロポーザルは、5日に第一次審査(書類審査)を行い上位4社だった秦・伊藤設計、羽田設計事務所、久米・永井特定設計業務共同体、環境デザイン研究所を対象に、22日の第二次審査(公開プレゼンテーションおよびヒヤリング)を経て、同日中に選定委員会(委員長=三浦秀一東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科教授)で協議し特定した。積極的な木材利用法の提言や、これまでの同社の実績などが高く評価された。9月上旬ごろまでに正式契約する(契約上限額は税込1970万円)。履行期限は2016年3月31日まで。
計画では、白鷹町荒砥甲833ほか地内(敷地約1万7000平方b)に役場庁舎と議場のほか、防災センターや図書館の機能を備えた複合施設や消防白鷹分署棟などを一体的に整備する。建設規模は複合施設がW造2階建て、延べ約4500平方b、分署棟はW造平屋建て、延べ約600平方bを予定している。
今後、来年度早期に実施設計を発注し、17年度に着工、19年度内の全体完成を目指す。概算事業費は31億3000万円を試算している。
提供:建設新聞社