岐阜市は、岐阜ファミリーパーク再整備事業のうちスポーツ・レクリエーションゾーンにある野球場の改修設計を司設計(岐阜市)に委託した。設計期間は2016年3月25日まで。工事は17年度からを予定しており、2〜3カ年で整備する方針だ。
設計内容は既存のスコアボードを電光掲示板へ改修するほかバックネット裏への屋根設置、ナイター用の照明設備設置、ダッグアウト改修など。グラウンド部分も国際規格に適合するよう外野フェンスを1〜2b拡張する。初弾工事はスコアボードの改修を見込んでいる。
岐阜ファミリーパークは、既存の施設の老朽化などに伴い再整備事業基本計画案を大日コンサルタント(岐阜市)で13年度に策定した。
園内の敷地面積は58・6f。子どもゾーン、里山ふれあいゾーン、スポーツとレクリエーションゾーン、森林ゾーンに分かれており、各ゾーンで整備を進める。また園の西側にある民有地約9・6fも用地買収し拡張する見通し。全体の整備期間は約20年。事業費の規模はおおむね50億円を見込んでいる。
各ゾーンでの整備方針は、子どもゾーンで遊具の設置と更新、日陰シェルターの設置などを予定している。里山ゾーンでは、ふれあい広場や家畜小屋、古民家などの設置を予定している。スポーツとレクリエーションゾーンでは野球場改修のほかサッカー場の拡張、更衣室やアナウンス施設を備えたセンターハウスの新設を予定している。拡張するゾーンにはレストランなどを備えた総合案内所の設置やテニスコート、駐車場の増設などを見込んでいる。
同事業の初弾工事は14年度に子どもゾーンの遊具改修を発注した。15年度は、下半期に子どもゾーンの修景施設改修(種別は造園)を予定している。
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建通新聞社