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千葉県経済協議会（花田力会長）は21日、千葉市内の京成ホテルミラマーレで「千葉県への提言と要望書の提出及び森田知事との懇談会」を開き、森田健作知事に�@京葉臨海地域立地企業の競争力強化に向けた環境整備�A地方創生等を通じた地域経済の活性化�B道路及び公共交通の整備促進とコンパクトでスマートなまちづくり�Cエネルギー・環境政策の推進――の４分野からなる提言と要望書を手渡した。
　　冒頭で花田会長は、成田空港の第３滑走路で４者協議の開催にこぎつけたことや、圏央道の神崎〜大栄間の開通、東京オリンピックの幕張での３競技の開催など、県の積極的な施策の推進に謝辞を述べ、その上で「要望書は千葉県の発展につながる４つの分野に沿って会員の提案や要望をとりまとめた。地方創生に係る総合戦略、２０１６年度予算編成に反映して頂ければ」とあいさつ。
　　これに対し森田知事は「２０２０年の東京オリンピックに向けてチーム千葉で踏ん張らなければならない。そのためには協議会の皆様の力が、この千葉県を全国一にする大きな力となる」と力強く述べた。
　　同協議会は１９９２年４月に設立され、13年４月１日に一般社団法人に移行。本県経済が抱える課題の解決や会員企業の事業環境改善に向けて、必要な調査研究及び提言を行っている。
　　会員は自治体、企業、団体など多岐にわたり、全国的にも珍しい官民一体の経済団体として活動している。会員数は正会員44、特別会員41の85会員と、ほかに準会員が９会員。
　　県への提言・要望書の提出は、同協議会の方針に基づく取り組みの一環として13年度から実施し、本年度で３回目となっている。
　　今回の要望項目は50項目で、このうち新規が35項目。提言・要望書の項目は次の通り。
　　【京葉臨海地域立地企業の競争力強化に向けた環境整備】
　　▽臨海地域立地企業の設備更新等に対する支援▽ものづくり人材の養成▽臨海地域における震災・防災対策に対する財政支援等▽エネルギー関連の企業間連携の支援及び規制緩和▽工業用水料金の負担軽減
　　【地方創生等を通じた地域経済の活性化】
　　▽県内地域の活性化＝�@総合戦略策定における県下市町村に対するリーダーシップの発揮�A地域活性化のための諸施策�B地域政策としての防災�C積極的な企業誘致と工業団地の整備▽東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えた地域振興施策の展開▽成田空港の機能拡充と競争力強化
　　【道路及び公共交通の整備促進とコンパクトでスマートなまちづくり】
　　▽道路及び公共交通の整備＝�@主要幹線道路の整備促進�A道路の渋滞解消�B公共交通▽コンパクトでスマートなまちづくり▽インフラ等投資計画
　　【エネルギー・環境政策の推進】
　　▽既存エネルギーの高度利用化への支援など＝�@地域防災対策面からの分散型電源導入促進�Aまちづくりにおけるエネルギー有効活用促進�B家庭用燃料電池の更なる普及促進に向けての取り組み▽再生可能エネルギーを活用した発電モデルの推進▽水素の利活用▽事業活動と調査の取れた環境政策の推進＝�@企業の事業活動への配慮�A企業努力に対する適正な評価