南砺市は、西赤尾町地内に残る旧上平小学校の跡地について、体育館を複合施設に改修するなどとした計画概要を明らかにした。
体育館は99年に建設され、施設規模はSRC造3階建て、延べ床面積2395平方メートル。1階(980平方メートル)に老朽化する五箇山山村開発センター内にある上平公民の機能を移転し、多目的スペースのほか、和室2室、調理実習室、サークル室、事務室、倉庫などを設ける。多目的スペースは集会、会議、レクリエーションなど様々な利用に対応し、可動式の間仕切りで分割ができる。2階(1127平方メートル)のアリーナは、天井落下防止工事を実施する。
体育館改修の実施設計は創建築事務所(高岡市野村)が担当。委託期間は16年3月18日まで。
また、老朽化する上平診療所については約150平方メートルの規模で、解体された校舎跡地に新築する。待合室、診療室、処置室、X線検査室などが配置される。
グラウンドは、児童広場スペースとして活用する。
上平小学校は14年3月に統合により閉校。市では14年度、跡地複合施設建設工事基本設計(担当は創建築事務所)を通じ、新築や改修など上平地域のコミュニティの核となる社会教育施設のあり方を検討していた。