愛媛県は、東温高校普通教棟新築など学校施設の耐震化を図るために建て替える4件の設計を委託した。2016年度の着工を目指す。東温高校普通教棟新築は新企画設計(松山市)に委託、期間は16年1月29日まで。松山北高校特別教棟新築は大野建築構造事務所(松山市)に委託、期間は16年2月5日まで。宇和島東高校武道場新築と宇和島南中等教育学校部室新築は都市空間設計(大洲市)に委託、期間は16年2月10日まで。
東温高校普通教棟は、1971年に建設されたもので耐震診断の結果、改修補強による対応ができないため、現校舎を解体し建て替えることとなった。工事期間中は第2運動場にプレハブ校舎を設置し対応する。新施設規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2862平方b。プレハブ校舎は鉄骨造2階建て延べ972平方b。解体する既存校舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1860平方b。ほか本館と普通教棟を結ぶ渡り廊下2本も新築または耐震改修される。場所は東温市志津川960。
松山北高校特別教棟は、69年と70年に建設され耐震診断の結果、改修補強による対応ができないため、63年に建設された第5教棟と併せて改築することとなった。現特別教棟と第5教棟を解体し特別教棟跡地に建て替える。工事期間中は運動場にプレハブ校舎を設置し対応する。新施設の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2519平方b。プレハブ校舎は鉄骨造3階建て延べ2519平方b。解体する既存特別教棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2320平方b。第5教棟が木造平屋454平方b。場所は松山市文京町4ノ1。
宇和島東高校武道場(卓球場)は、75年に建設され、部活動や体育の授業で利用されてきたが、築40年近くが経過し老朽化が著しいことから既存の建物を解体し同じ場所に新築することとなった。新施設規模は木造平屋294平方b。解体する施設の規模は木造平屋214平方b。場所は宇和島市文京町1ノ1。
宇和島南中等教育学校部室は、築35年が経過し老朽化が著しいことからテニスコートとして使用されている場所に新築することとなった。規模は木造2階建て延べ403平方b。場所は宇和島市文京町5ノ1。
提供:建通新聞社