建通新聞社(神奈川)
2015/08/21
【神奈川】神奈川県道路公社 本町山中有料道路の橋梁耐震化検討 建設技術研究所で
神奈川県道路公社は、本町山中有料道路橋梁耐震化基礎資料作成業務を建設技術研究所横浜事務所(横浜市中区)に委託した。落札金額は2565万4400円。履行期限は2016年1月29日まで。耐震補強が必要と判断されれば、公社はこの資料を基に、15年度末までに耐震工法を決定し、概略設計までを行う。16年度以降の工事発注が見込まれる。
調査対象の高架橋は2橋。汐見高架橋の場所は横須賀市汐入町1〜西逸見町1。1992年の完成。橋長は730b。幅員は9・5〜13・6b。下部工は2橋台と16橋脚。上部工は3径間連続中空RC床版橋×2連+3径間連続ラーメン鋼箱桁橋+3径間連続鋼箱桁橋×3連。
山中高架橋の場所は横須賀市山中町。1992年の完成。橋長は321b。幅員は6・5b。下部工は2橋台と11橋脚。上部工は2径間連結PCT桁橋(ポステン)+3径間連続PC箱桁橋×2連+2径間連続PC箱桁橋+2径間連結PCT桁橋(プレテン)。
業務はまず、現地踏査で目視確認。耐震性能を照査し、補強が必要と判断される場合は、耐震計画を複数案作成。経済性、施工性、維持管理面になどを総合的に評価、比較検討して最適な耐震対策工法を決定する。特に基礎への負担が小さい工法を採用。決定した耐震補強工法については、概略設計、概略施工計画の立案、概略数量計算、工事費の概算などを行う。
本町山中有料道路は 横須賀市汐入町1丁目を起点とし、山中町まで2・6`の有料道路。高架橋と塚山トンネルで構成している。
提供:建通新聞社