浜松市は、浜名中学校(浜北区)の移転改築事業に伴い設備・建築実施設計を、アール・アイ・エー名古屋支社(名古屋市中村区)・アーキプラン設計(浜松市中区)特定共同企業体に委託した。納期は2016年3月末まで。16〜17年度の2カ年で造成や建築を実施し、18年4月の開校を目指す。
新たな学校敷地は、現在の中学校から西へ約1`離れた国道152号沿いの農地約2万6000平方b(浜北区小松地内)。周辺にある畑地への日照を考慮し、敷地の東側をグラウンドに充て、西側に校舎棟(南)と屋内運動場(北)を整備する方針。
また、限られたスペースを有効に活用するため、特別教室棟や普通教室棟(鉄筋コンクリート造3〜4階建て)などの校舎をコの字型または口の字型に配置。屋内運動場は鉄筋コンクリート造平屋一部2階建てとし、内部はアリーナやステージのほか、武道場も整備する考えを示しており、正確な配置や校舎の規模などを実施設計で決めていく。
基本設計は大建設計名古屋事務所(名古屋市東区)・西井構造設計(浜松市中区)特定共同企業体が担当し、用地取得に向けた用地測量をフジヤマ(浜松市中区)が担当した。
同中学校は、浜北区染地台の住宅分譲地・きらりタウン浜北を学校区に含み、生徒数の増加や通学距離・時間の短縮を見込んで移転を計画した。
提供:建通新聞社
(2015/8/21)
建通新聞社 静岡支社