県県土整備部建築指導課は18日、千葉県内の2015年上半期(15年1〜6月)の建築着工状況を公表した。それによると、新設住宅の着工戸数は前年同期より2・1%(491戸)減少。建築物全体の着工床面積は前年同期より12・7%増加した。
新設住宅の着工戸数は2万3080戸で、前年同期に比べ491戸の減少(△2・1%)。着工床面積の合計は192万3000uで、同10万6000u減少(△5・2%)し、1戸当たりの床面積も83・3uで同2・8u減少(△3・2%)した。
住宅の利用関係別では、持家が6011戸で同429戸の減少(△6・7%)。貸家は8467戸で同66戸増加(0・8%)、分譲住宅は8527戸で同152戸減少(△1・8%)した。社宅などの給与住宅は75戸で同24戸増加(47・1%)。
分譲住宅は、長屋を含む一戸建て等住宅が4789戸で同456戸減少(△8・7%)し、共同住宅は3738戸で同304戸の増加(8・9%)となった。
資金別に見ると、民間資金は2万614戸で同463戸の減少(△2・2%)、公的資金は2466戸で同28戸の減少(△1・1%)。
構造別では、木造が1万3392戸で同79戸の減少(△0・6%)、非木造は9688戸で同412戸の減少(△4・1%)。
市町村別では、千葉市が4735戸で最も多く、以下、船橋市、市川市、松戸市、流山市、柏市、市原市と続く。
全国の新設住宅の着工戸数は約44万1000戸で同約4800戸の増加(1・1%)。都道府県別の着工戸数は、東京都が7万2241戸で最も多く、千葉県は神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県に続き2万3080戸で、前年度同期と変わらず全国第6位。
全建築物の着工床面積は381万3000uで同43万uの増加(12・7%)。建築工事費予定額は約6571億円で同約818億円の増加(14・2%)となった。建築工事費予定額の1u当たり単価は約17万2000円で同約2300円の増加(1・3%)。
また、全国の建築物の着工床面積は約6435万uで同約266万6000uの減少(△4・0%)。都道府県別の着工床面積は、東京都が813万8000uで最も多く、千葉県は愛知県、神奈川県に続き381万300uで、前年度の第6位から第4位に順位を上げた。