豊田市は、市南部地域に「新1次救急診療所」(仮称)の建設を計画しており、基本計画の策定に着手した。早川都市計画(豊田市)に業務を委託、2016年2月29日までの履行期限で内容を詰める。
計画によると、医療提供体制の充実を図るため、市南部の上郷・高岡地区に診療所をメーンとする複合施設を整備する。併設する施設は、新たに設ける障害者就労施設と他施設からの機能移転による外来療育教室を整備する予定。
このうち、外来療育教室は旧加茂病院施設内(元城町)で運営している現在の豊田市子ども発達センター「あおぞら おひさま」の機能を移転させる計画だ。
同市では現在、同地区の和会町などで建設候補地の選定を進めている。施設は建設地に合わせた規模を予定しており、基本計画に反映してまとめる方針。敷地面積は6000〜8000平方bを想定している。
今後建設地の選定が順調に進めば、16年度に法手続きや造成設計を進め、17年度で造成工事に着手する予定。設計や本体への着工時期など詳細は明らかにしていないが、20年度をめどに完成が見込まれる。
提供:建通新聞社