北海道建設新聞社
2015/08/20
【北海道】道内建設業者の経審受審が4年ぶりに増加−14年度7921件
道建設部は、道内建設業許可業者による経営事項審査の2014年度受審状況をまとめた。受審数は前年度比1.3%増の7921件で、許可業者数に占める割合は0.5ポイント増の39.4%だった。受審数は4年ぶり、受審割合は2年ぶりにそれぞれ増加した。総合局・振興局別の受審割合は、石狩と上川を除く12地域が上昇。桧山、留萌、日高の3地域は7割台となっている。
許可別の受審数内訳は、知事が1.3%増の7817件、大臣が4%増の104件。知事許可の受審数は、前年度と同数だった上川を除く13地域で増えた。
受審割合は、知事が0.4ポイント上昇の39.1%、大臣が0.5ポイント低下の68.9%。多くの発注機関が14年度に定期の格付け審査をしたことから増えたとみられる。
知事許可による総合局・振興局別の受審割合を見ると、最も上昇したのは桧山(73.1%)の3.6ポイント。これにオホーツク(57.7%)の2.8%、留萌(71.8%)と根室(54.2%)の2.1ポイント、日高(72.6%)の2ポイントが続く。
最も許可業者数が多い石狩は前年度と同じ22.6%。受審数が前年度と同数だった上川は、許可業者数の増加で0.3ポイント低下の44.4%となり、14地域で唯一下がった。
知事許可業者の地域別経審受審件数は次の通り。(カッコ内は受審割合)
▽石狩=1760件(22.6%)▽渡島=863件(48%)▽桧山=179件(73.1%)▽後志=397件(52%)▽空知=647件(56.4%)▽上川=762件(44.4%)▽留萌=173件(71.8%)▽宗谷=215件(66.6%)▽オホーツク=693件(57.7%)▽胆振=669件(39.6%)▽日高=238件(72.6%)▽十勝=701件(46.4%)▽釧路=339件(37.5%)▽根室=181件(54.2%)