トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2015/08/20

【鳥取】県土整備部/地域密着型の総合評価入札 受注額(1点)を新設 9月1日以降の公告から適用

 県土整備部は19日、総合評価運用ガイドラインを改正し、地域密着型に「受注額(1点)」を新設する入札制度の見直しを9月1日以降の調達公告から適用する。評価点に差が付きにくかったため、変動する要素を加えて多発するくじ引きを少なくする狙い。
 地域密着型は▽1000万円未満の小規模工事▽6000万円未満の工事成績評定をつけない維持修繕系工事−が対象。
 現行では評価項目が少なく、入札価格が並んで高い割合で抽選での落札決定が発生していた。9月1日以降は、今年度に簡易評価型、地域密着型にかかわらず同工種で受注した額を「受注額」に反映するため、少なくとも同じ業者が繰り返して受注するケースを防ぐことができる。
 ただ、地域点に差が付かない同管内の未受注業者による価格だけの競争は変わらず、くじ引きの抑制は限定的なものにとどまりそうだ。