越前市武生中央公園体育館改築工事の起工式が19日、同市高瀬2丁目の現地で行われた。関係者約80人が出席する中、新たな生涯スポーツ推進の拠点施設の起工を盛大に祝った。
式では奈良俊幸市長が鎌入れ、設計者代表の福井県建築設計監理協会の木村憲一理事長が鍬入れ、施工者を代表して田中建設の田中大成代表取締役、大虫電工の田中康雄代表取締役社長、北陸設備工業の北川震一代表取締役社長が鋤入れを行い、工事の無事を祈った。
その後、奈良市長が「改築される体育館はメインアリーナ、サブアリーナ、ランニングルーム、トレーニングルームを備えており、生涯スポーツ推進の拠点施設機能を高めている。市民の体力づくり、健康づくりに寄与し、大いに活用されることを願っている」とあいさつした。
最後に施工者を代表し、田中建設の田中社長が「このような大きな建物を施工させていただくのは、たいへん栄誉なこと。安全と環境には十分配慮して、工事を進めたい」と謝辞を述べた。
建設規模はSRC一部S造2階建て延べ7267・87平方メートル。主たる施設としては、メインアリーナ約2150平方メートル、サブアリーナ約750平方メートルなど。17年8月末の完成を目指す。
施工は建築を田中建設・キハラコーポレーション・北信建設・竹内工務店JV、電気設備を大虫電工・宇野電機・横山電設JV、機械設備を北陸設備工業・テラオライテック・正光設備JVが担当。設計は協同組合福井県建築設計監理協会・田辺建築事務所JV。