安城市は、「安城市文化センター」=写真=の大規模改修を計画しており、改修計画の策定業務を中日設計(名古屋市東区)に委託した。委託金額は1250万円で、委託期間は2016年2月23日まで。
同センターの規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ5715平方b。敷地面積は8084平方b。81年の建設。会議室棟、ホール棟、プラネタリウム棟で構成されている。所在地は桜町17ノ11。
計画によると、内装、給排水設備、空調設備、照明設備、屋根防水、外壁など施設全体の大規模改修を行う。ホール棟では、非構造部材の耐震化、舞台音響設備の改修する。プラネタリウム棟では、観覧席(200席)の取り換えや既存の部屋を用途変更または増築して、ものづくり工作室と同事務室の新設などを予定している。
このほか、屋上に太陽光発電設備、マンホールトイレなどの災害時対応設備機器や井戸を新設するほか、外構は再配置して駐車場の増設や送迎用ロータリーを整備する。また、エレベーター棟を中庭に増築することや、新設するものづくり工作室への出入口の設置を検討する。
同センターの改修内容については、14年度に文化センター改修検討会議を設置して議論してきた。第7次安城市総合計画・実施計画(15〜17年度)には具体的時期を示していないが、ホール棟の非構造部材の早期耐震化が計画されており、今後必要になる施設全体の改修を合わせて実施することに決めた。
整備スケジュールは、16年度に基本・実施設計を委託し、17年度の単年で改修する。施設全体の改修のほか、工作室、太陽光発電設備、災害時対応設備などを新たに整備する。また、同改修と合わせて、16年度からプラネタリウムのシステム更新について検討に入る。
提供:建通新聞社" target="_blank">