トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2015/08/19

【群馬】桐生市、錦琴平線の初弾工を9月ころ公告

桐生市は、中通り大橋線周辺整備事業で計画している錦琴平線本線整備工事の初弾工を発注する。9月から10月ごろにかけて、条件付き一般競争入札を公告する。当初流動的としていた延長については、100mとなる見通し。市は、全長約900mの錦琴平線本線整備を2分離し、まずは西側半分を先行的に進めていく。予算次第だが、本年度から4年程度を目安に先行区間の完成を目指す。
本年度の当初予算には、路線道路築造工事費1億5427万円を計上していたが、国庫補助の内示額が見込額を大きく下回ったため、市は、本年度の工事延長を約100mで調整中。錦琴平線の本線は一級河川渡良瀬川の堤防上に整備されるため、渇水期となる11月以降の着工が予定されている。
同線は小梅町から琴平町にかけ、渡良瀬川左岸側の中通り大橋線にある中通り大橋から一般県道桐生新田線上の昭和橋までのL約900m区間にわたり、堤防上を活用してW13mの道路を新設する路線。
堤防上にはサイクリングロードがあるが、現在の堤防では幅員が確保できないため、堤防を盛り土して広げる必要がある。広げる方向には生活道路として利用されている側道があることから、昨年度からこの側道移設工事に取りかかっている。
工事は中通り大橋側(西側)から東へ進められることになり、W5mの側道を移設しながら用地を確保し本線を整備していく。
測量設計は、三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が作成した。
用地買収や補償も進行しており、側道工事は現在、一時休工中となっている。
錦琴平線のうち、中通り大橋から北西側の錦桜橋までL480m区間は、堤防上を活用して11年度に整備を完了している。13年度には中通り大橋が4車線で開通し、国道50号と市中心部を結ぶ重要路線となっており、それと交差する錦琴平線は市街地の内環状線としての機能が期待されている。
中通り大橋周辺整備事業は、周辺の道路や環境整備も実施されており、昨年度はグラウンドゴルフ場の新設工事が行われた。