恵那市は、「長島こども園」(仮称)建設や「市立恵那病院再整備事業」などを盛り込んだ第2次総合計画(案)を公表した。
同計画は、基本構想と基本計画、実施計画の3部構成。基本構想は、同市が目指す将来像や目標人口、土地利用の方向性を定めた内容で、計画期間は2016年度〜25年度までの10年間。基本計画では、構想に合わせて分野ごとで取り組む目標を設定している。また、計画期間を前期(16〜20年度)と後期(21〜25年度)に分けて見直しを行う。実施計画は、基本計画を実現するため、事業内容や実施年度を明らかにして行政側の運営を具体的にするもの。今後別に作成、公表する。計画期間は16〜20年度の5年間で、毎年度見直しを行う。
基本構想では、将来都市像を「人・地域・自然が輝く交流都市、誇り・愛着を持ち住み続ける町」とし、25年度の目標人口を4万7400人としている。
基本目標では、@安心して暮らすA生命と財産を守るBまちの魅力を高めるC便利に暮らすDいきいきと暮らすEみんなでまちをつくるFまちを元気にする−を掲げて、これに基づいた施策・事業をまとめている。
建設業に関連する主な施策・事業は次の通り。
<安心して暮らす>
▽長島こども園(仮称)建設▽市立恵那病院に健康管理センターを設置▽市立恵那病院周辺福祉拠点構想
<生命と財産を守る>
▽市立恵那病院再整備事業▽消防署の再配置検討▽交通安全まちづくり活動▽国土強靭(きょうじん)化地域計画の策定▽公共インフラの耐震化▽木造住宅耐震診断・助成
<まちの魅力を高める>
▽土地区画整理事業▽リニア沿線整備計画の策定▽民間事業者との連携による住宅地開発事業
<便利に暮らす>
▽道路整備計画の策定▽戦略的な道路整備(瑞浪恵那道路、リニア関連、企業誘致など)▽生活基盤の維持(道路、上下水道)▽中間処理施設の整備検討
<いきいきと暮らす>
▽小中学校の適正配置、適正規模の検討
<みんなでまちをつくる>
▽コミュニティーセンターのまちづくり拠点化
<まちを元気にする> ▽新たな企業団地の検討▽公共施設の適正配置と統廃合の検討
提供:
建通新聞社