ワイエムシィ(本社・京都市下京区五条通烏丸西入醍醐町284番地)が、昨年11月から小松市国府台5丁目の同社小松事業所敷地内において建設を進めてきた「医薬品精製プラント」の竣工式が18日、現地で開かれ、同社の山村隆治会長や三浦晃義社長、来賓の谷本正憲知事、和田愼司小松市長らがテープカットで完成を祝った。同社の三浦社長は報道陣に対して、引き続き30億円を投入して2期工事に乗り出す考えを示した。3年後の完成を目指すという。
完成したのは小松事業所増設計画の1期工事となり、本格操業は10月を予定する。建屋はS造平屋建て延べ995平方メートル。汚染防止のためのクリーンルームを設け、そこに設置する大型カラムによって医薬原料を分離精製する。事業費は約15億円が投入された。新規雇用は約20人となる。設計監理・施工は東レエンジニアリングで、トーケンが施工協力した。
工場内で行われた竣工式では、テープカットのほか、工場見学、パーティーも行われた。