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鹿児島建設新聞
2015/08/19

【鹿児島】県港湾漁港建設協会が桜島噴火警戒対策 

  県港湾漁港建設協会(米盛庄一郎会長)は18日、桜島火山噴火警戒レベル4(避難準備)の引き上げを受けて、鹿児島市の同協会事務局で、緊急災害対策に備え、万全な対応が取れるように指揮連絡体系をはじめ作業船の在港状況や資機材の確認を行った=写真=。 
 同日は、米盛会長をはじめ、鹿児島港で対応する緊急対策の6班長と別府辰美事務局長が出席。桜島が万が一、レベル5(避難指示)への引き上げや噴火した場合の対応を協議し、緊急災害対策指揮体系、作業船在港状況、災害対策用資機材、デジタル無線、また桜島の港の状況などを確認した。 
 会議では、連絡体系について、国との災害協定に基づく緊急災害対策指揮系統図を適用して対応。本部を事務局に置くことなど決めた。また作業船状況は現在、鹿児島港や垂水南漁港に起重機船などが5社6船が在港し、週に一度、確認していくこととした。 
 話し合いの中では、「国道や県道が使えないなどを想定した対応」や「津波などが発生する可能性もあることから、船員に対する注意を呼び掛ける必要がある」などの意見があり、対応などの意見を交わした。また米盛会長は、ハザードマップを各会社に掲示するように指示など行った。 
 米盛会長は「協会として何ができるのかを考え、万全の体制を整えていきたい」と話した。 
 今後は、県や鹿児島市に対し、体制状況などを報告することなど申し合わせた。