物流事業を展開するハマキョウレックス(静岡県浜松市南区寺脇町1701ノ1)は、三重県伊賀市などに物流センターを建設するため、新株式発行などで約50億円の資金を調達する。
資金調達の内訳は、一般募集の手取概算額が43億2480万円、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を割当先とする第三者割当が6億5277万円。手取概算額の合計は49億7357万円を見込んでいる。
調達した資金の使途は、各地に新設する物流センターの建設。伊賀市に新設する「三重センター(仮称)」の設備投資には、6億円を充てる。このほか、神奈川県綾瀬市の綾瀬第二センター(仮称)に16億円、埼玉県春日部市の春日部センター(仮称)に19億円を充当。残額は神奈川県相模原市の相模原小倉センター(仮称)に振り向ける。
同社は、これら4カ所のほか、自己資金と借入金を投入して、静岡県掛川市でも新センターの建設も計画。2016年3月頃までをめどに、一気に5カ所の新物流センターを開設する。
各物流センターの構造は、概ね鉄骨造の2層構造で計画。そのほかの概要(@延べ床面積A投資予定額B着手時期C完成時期)は次の通り。
▽三重センター@7431平方bA9億5700万円B4月C12月
▽綾瀬第二センター@2万0941平方bA25億3600万円B4月C12月
▽春日部センター@2万4505平方bA29億8100万円B2月C12月
▽相模原小倉センター@8012平方b(敷地面積3万0119平方b)A8億9800万円(別途用地取得15億円)B9月C16年3月
▽掛川センター@6600平方b(敷地面積2万7225平方b)A5億2500万円(別途用地取得4億5000万円)B9月C16年3月
提供:
建通新聞社