越前市は10日、11日、最終会合となる第8回今立総合支所建設市民検討委員会、本庁舎建設市民検討委員会をそれぞれ開催した。
今後は、8月下旬をめどに、同委員会の検討結果を集約した本庁舎および今立総合支所の「建設基本構想・基本計画報告書案」を奈良俊幸市長に報告する予定。9月補正予算に基本・実施設計委託料を計上し、12月の事業者選定を目指す。プロポーザルを採用する見込み。
同報告書案によると、本庁舎は建設工事の概算事業費が約57億5000万円。建設規模は約1万1500平方メートルで、行政執務機能が9000平方メートル以内、議会機能が800平方メートル以内、市民利用機能が2700平方メートル以内。市民利用機能については、福祉健康センターと機能分担を行う。敷地面積は約9700平方メートル。駐車場については、現状と同じ125台程度を想定する。イメージコンセプトは「人をつなぎ歴史をつむぐ賑わい・交流の場」。
また今立総合支所は、建設工事の概算事業費が約7億5000万円。建設規模は約1500平方メートルで、支所機能が300平方メートル、防災機能が100平方メートル、コミュニティ機能が1000平方メートルとなっている。敷地面積は約1万1500平方メートル。イメージコンセプトは「人が集まる公園のような憩いの場」。