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福島建設工業新聞社
2015/08/12

【福島】小名浜道路/2.5q区間をNEXCO委託

 県がふくしま復興再生道路に位置付ける小名浜道路は、県施行での事業実施が固まった。県は、このうち小名浜道路と常磐自動車道を接続させる仮称・いわき小名浜インターチェンジ(IC)ランプ部と常磐道交差部を中心とした2・5`区間を、東日本高速道路(NEXCO東日本)に施行委託するため、5月に同社と受委託協定を結んだ。起点・いわき市泉町側の5・1`と終点・山田町側の0・7`が県実施区間になる。NEXCO東日本は、このうち常磐道を跨ぐ仮称・小名浜跨道橋の基本詳細設計を外部委託するため、このほど簡易公募型プロポーザルによる発注手続きを開始した。
 NEXCO東日本とは5月27日に受委託協定を締結した。
 NEXCOに施行委託したのは、常磐自動車道に分岐・接続させる仮称・いわき小名浜ICランプ部と、常磐道をオーバーパスする仮称・小名浜跨道橋の周辺部。高速道路の本線通行規制を伴うなど、効率性や安全面から、NEXCOによる施行が合理的と判断した。
 いわき小名浜ICはトランペット型で常磐道交差部のすぐ北側に設置、小名浜道路から分岐するランプ上に料金所を設ける。
 IC部付近は山間部で切土区間が大半になる。ここで切土した土を、起点方向の本線盛土区間に流用するため、県道常磐勿来線接続部に設ける仮称・添野IC手前までの本線工事も、一括してNEXCOに委託した。
 県は、この区間を除いた常磐道交差部から終点側の0・7`区間と起点側の5・1`区間を実施する。
 NEXCOは細目協定に基づいて小名浜跨道橋の基本詳細設計を委託するため、簡易プロポーザルの手続きを公示した。小名浜跨道橋は橋長約300bの鋼6径間連続鈑桁橋で計画。設計の履行期間300日。追ってICランプ橋の設計も委託手続きになりそうだ。