日刊建設工業新聞
2015/08/11
【鳥取】県土整備部/鋼構造物塗装工を分離発注工種に追加 20日以降の起工決裁
県土整備部は「分離・分割発注方針」を一部改正し、請負対象設計金額100万円以上の鋼構造物塗装工を分離発注の対象工種に追加。20日以降に起工決裁する工事から適用する。
土木工事の鋼構造物塗装工について同部は、これまでも分離発注に努めてきており、県塗装工業会の要望を受けて分離方針を明確化した。
併せて自社施工対象工事との整合を図り、100万円以上の「造園工事」も分離発注工種に組み入れる。植栽工は従来通り分離対象。
一方で、自社施工を義務付けていない「落石防止網工」と、大型標識工を含まない「交通安全施設」を分離発注対象から外す。
1000万円以上は
JVも可能に
10日以降の調達公告
また、同部は鋼構造物塗装を調達公告する際の「入札応募条件表」を変更。10日以降の調達公告から適用する。従前は金額に関わらず、すべて単独での参加としていたが、予定価格1000万円以上の大型工事では、単独のほかJV(共同企業体)での参加も認める。技術者の配置要件では単独、JVの代表者に1級鋼橋塗装技能士の現場常駐を求めるほか、JVの構成員についても1級か、2級の鋼橋塗装技能士の常駐を要求する。