防衛省中国四国防衛局は松山(27)隊庁舎等新設建築設計(松山駐屯地)を大建設計(大阪市西区)に委託した。設計期間は12月25日までで、第3四半期の12月に一般競争入札のWTO案件として「松山(27)隊庁舎新設等建築その他工事」を公告し、年度末の3月ごろに入札する。工事規模は6億円以上10億円未満で、請負金額の30%以上となる役務的保証が求められる。
また、同機械工事(工事規模3億円以上6億円未満)と電気その他工事(1億円以上3億円未満)は建築と分離し、それぞれ第3四半期に別途公告する。
松山駐屯地(松山市南梅本町乙115)の隊舎、庁舎など老朽化の著しい複数棟を集約・更新するため、新たに隊庁舎として建て替える。
計画によると、駐屯地内にある空きスペースを持つグラウンドを活用し、鉄筋コンクリート造5階建て延べ7580平方bの新隊庁舎を建設。同庁舎の完成後に老朽化している既存の隊舎・庁舎を解体する。
また、給水ポンプ室新設や浄化槽機械室新設の建築・土木工事のほか、アスファルト舗装撤去の土木工事も進める。今回の建築設計に盛り込まれている倉庫新設は、隊庁舎新設等建築その他工事とは別途、工事発注する考えだ。
今後、12月末をめどにWTO案件で公告し、入札手続きに3カ月程度かかる見通しから、第4四半期のうち年度末に近い時期での入札となる公算が強い。工期は23カ月を見込んでいる。
提供:建通新聞社