徳島県は5日、四国横断自動車道新直轄区間の仮称・徳島東ジャンクション(JCT)〜仮称・小松島インターチェンジ(IC)のうち、徳島市津田海岸町(津田地区)に計画している追加IC(仮称・津田IC)の連結許可を受けたことを明らかにした。地方公共団体が主体となって整備する地域活性化ICとして整備する予定で、15年度に詳細設計を行い早期着工を目指す。
追加ICは一般県道津田インター線と連結する。構造は北向きハーフインターチェンジで、各延長はONランプが約280b、OFFランプが約520b。幅員は盛り土部が4b、橋梁部が6b。14年度に予備設計を四国建設コンサルタント(徳島市)で実施し、15年度に入り国に連結許可を申請していた。
津田地区は、輸入木材を取り扱う外貿岸壁をはじめとした港湾施設を備え、県の重要な地場産業である木材産業の中心地として重要な役割を果たしている。情勢の変化から水面貯木場といった「既存施設の有効活用」や、広域防災拠点の設置といった地区の「防災機能強化」、木材団地への製造・物流・商業関係などの他業種参入も含めた「物流機能の強化充実」などの視点から、新たな地区整備計画をまとめる一方、四国横断自動車道の供用による交通結節点としての活性化も求められていることから、臨港道路としての機能や避難所機能を満たすことのできるICの設置が期待されていた。
同自動車道の新直轄区間(7・3`)について県は、有料道路区間の徳島ジャンクション(JCT)〜徳島東IC間の19年度供用に遅れることなく供用できるよう国に働き掛けており、これに合わせる形で今後整備していく。
提供:建通新聞社