伊賀市は、「新庁舎」整備計画について、建築工事の基本設計の最終案のとりまとめを進めており、順調に進めば8月18日に市議会全員協議会で説明する。議会側の了承などが得られれば、8月末から9月上旬に同案を公表する考えだ。用地取得については現在交渉中で、2015年度内の取得を見込んでいる。16年度上半期に造成工事(工期は約6カ月)に着手し、同年度下半期の建築工事(工期は約23カ月)の着手を目指す。
市は、新たなイメージパースなどを追加した中間案を7月に公表し、パブリックコメント、市民説明会を行い広く意見を求めていた。
施設概要は、鉄骨造5階建て延べ約1万4000平方b。免震構造を採用。建築面積は約4200平方b。建物高さは23b(一部24・5b)。建ぺい率27・9%、容積率93・1%。駐車台数487台、駐輪台数70台。
建設地は、四十九町の三重県伊賀庁舎の西側隣接地。敷地面積は約1万7104平方b。建物を敷地中央に配置し、日影の影響を抑制するなどの配慮を行っている。
実施設計については、作業が可能な部分から順次業務に着手しており、基本設計の最終案の了承を得て本格化させる考えだ。16年6月ごろの完了を予定している。基本・実施設計は、日建設計名古屋オフィス(名古屋市中区)が担当。
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建通新聞社