安城市は、市役所前の市有地に立体駐車場を新設する計画で、2016年度以降の設計プロポーザルに先立ち、支援業務の一般競争入札を8月4日に公告した。収容台数や付帯施設の有無など、プロポーザルの実施に向けた諸条件を整理する。同月14日まで申し込みを受け付け、21日に開札する。
立体駐車場の建設地は、市役所前の県道45号安城碧南線を挟み東側の市有地で、面積約1600平方b。市役所や市民会館利用者の駐車場不足を解消することが目的。
支援業務は、7月21日に一度公告しているが、仕様書に追加事項があったため、中止して再公告した。
同業務では、必要とする収容台数や付帯施設の有無、適切な規模を詰め、計画案として平面図・立体図を作成する。また、有・無料化それぞれの課題の整理など、駐車場の運営方針を検討する。これらを踏まえ、プロポーザルに向けた事業計画書をまとめる。
再公告ではこのほか、駐車場の新設による交通環境への影響の検証や、駐車場の出入口箇所・位置の概定を追加した。
契約期間は16年2月29日まで。予定価格は1296万8000円(税込み)。
同市では、14年度に「新安城駅南駐車場」を立体化する改修事業で設計施工一括発注方式を採用しており、今回の駐車場についても、16年度以降に行うプロポーザルでは設計、施工を一括して公告する可能性もある。
15〜17年度の第7次安城市総合計画・実施計画によると、立体駐車場は16〜17年度の2カ年で新設する計画。総事業費は6億2160万円で、16年度に4億8300万円、17年度に1億3860万円を投じる見通しだ。
提供:建通新聞社" target="_blank">