トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2015/08/07

【岐阜】垂井町庁舎移転新築 8月31日候補地決定

 垂井町の「庁舎」の整備に関して「垂井町庁舎のあり方検討委員会(出村嘉史会長)」は8月5日、第4回の会合を開き、庁舎移転先の4候補地の評価に対してそれぞれの地区の課題などを検討した。31日に第5回の会合を開くこととし、町が各地区の課題に対して詳細な情報を提出、これを検討した上で候補地を決める予定だ。
 同会では、第3回会合で文化会館南側付近(A地区)、ユニチカゴルフィング垂井跡地(B地区)、マックスバリュ垂井店北側(C地区)、垂井警察署東側付近農地(D地区)を候補地に決めた。各候補地ついて、面積、用途地域、権利状況、アクセス、周辺環境、防災拠点の確保、まちづくりなどでの位置付けでそれぞれの項目を評価し評価点を算出した。評価点ではA地区が最高点となったが、アクセスや周辺環境での課題について委員から意見が出たため、そのほかの地区の課題と合わせて詳細な情報を集め、次回会合に提出することとした。
 今後は、移転候補地決定後、同委員会が町に中間報告し、町は年内にも移転新築を決め、2016年度に基本計画、基本設計を実施する予定だ。現庁舎の施設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約3300平方b。所在地は1532ノ1。敷地面積は4366平方b。1966年に建設され、増改築を経て現在に至っている。建物の老朽化など多くの課題を抱えているほか、耐震診断結果でIs値が0・38と耐震性が不足しており、地震発生の際の安全面や防災拠点としての機能面でも大きな問題となっており、早期の地震に強い庁舎への対応が急務となっている。

提供:建通新聞社