徳島県南部総合県民局美波・産交は、広域農道阿南丹生谷2期地区の整備で、那賀川を渡河する新橋梁の建設に向けた基本設計をエスシー企画(徳島市)に委託した。期間は2016年1月20日まで。実施設計は16年度に約半年間をかけて進める予定。16年度下半期の工事発注を目指す。
橋長252b、道路幅員7bで道路規格は第3種4級、設計速度40`を予定。約17年前に予備設計を行っているが、技術革新や法令改正を踏まえて、橋梁タイプの検討を含む基本設計となる。
既に施工済みの右岸側取り合い道路と橋台、P1橋脚(1998〜99年完成)、左岸側の擁壁(2001〜02年完成)がある。完成済みの下部工は今後、耐震性を検討し、補強などの必要性を判断する。
渡河区間は、右岸側橋脚(施工済)〜左岸側橋台(未施工・16年度以降に発注)まで。現在のままでいくと支間長が約200bになることから、この部分に橋脚が必要になるとみており、基本設計で判断する。
場所は那賀町簗ノ上〜延野。同広域農道は、同橋の完成により、那賀町の相生地区と阿南市が直結する。
提供:建通新聞社