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北陸工業新聞社
2015/08/06

【富山】建設業の仕事に理解深める/坂東立体などで親子現場見学会/県建設業協会

 富山県建設業協会は5日、小学生などを対象とした、「親子現場見学会」を開いた。昨年度に続く2回目の開催。
 将来を担う子供に、家族など身近な人を通して建設業の仕事内容や役割に理解を深めてもらい、建設業に携わる技術者・技能者に憧れる気持ちを育む狙いで実施したもの。見学会で学んだ知識で質問に答えるクイズラリーも行った。
 この日は小学生ら18人と保護者10人の28人が参加。一行はまず、射水市沖塚原〜川口地内の「国道8号線坂東交差点立体化事業」の現場を訪問。冒頭、北陸地方整備局高岡国道維持出張所の栗本拓也建設監督官が、「渋滞解消のために橋を架けている。半年後には完成し、スムーズに通れるようになる」と説明。
 また、「国道8号坂東跨道橋上部工事」を担当する川田工業の庄谷英男氏(監理技術者)が工事の現況を紹介し、「国道8号坂東道路工事」を施工している松本建設の音羽信孝氏(現場代理人)が「土木工事は4つの「み」(みず、みち、みどり、みらい)でまちを支え、みんなの役に立っている」と話した。
 現場見学後、高所作業車や移動式クレーンの試乗も体験。スイカ割り大会も行い、楽しい時間を過ごした。見学会に参加した「国道8号坂東道路(交差点部)工事」の監理技術者である竹沢建設の田中和恵氏の娘・楽來(らら)ちゃん(10)は、「暑い中で仕事をするのは大変だと思った。初めて高所作業車に乗れて楽しかった」と話していた。開催に当たっては、坂東立体化工事連絡会(川田工業、竹沢建設、岡部、松本建設)のメンバーが全面協力した。
 その後、高岡市麻生谷地内の「谷内川1号排水樋門工事」の現場へ移動。公民館で説明を受けた後、実際の現場を見て回った。施工者の雄基工業が協力した。最後に海王丸パークも見学。
hokuriku