岡崎市は、橋梁耐震補強計画のうち下部工への整備初弾として、明大寺吹矢橋線の「吹矢橋」を計画している。中央コンサルタンツ(名古屋市西区)で詳細設計に着手、補強の工法検討など詳細を詰めていき2016年度の工事着手を目指す。
計画によると、補強対象は6基の橋脚で、巻き立て工法や外ケーブルによる補強などについて検討する。補強により橋脚断面が大きくなることで、河川断面を圧迫しないよう考慮する。
吹矢橋は、明大寺町地内の乙川に架かる河川橋で、中央の車道橋を挟み両側に設置している吹矢橋人道橋で構成。車道橋は橋長110b、有効幅員9bの7径間連続鉄筋コンクリートT桁橋で、1957年に架設した。人道橋は72年に架設。いずれも幅員1・5bの鋼橋で、上流側が橋長106b、下流側が橋長112b。
同市では管理する橋梁に対して、優先順に計画的な耐震補強を進めている。11年度に各橋梁の上部工に対する一連の耐震補強を終えたことから下部工に移行。今後は、吹矢橋を皮切りに各橋梁の下部工に対する耐震補強を順次進める方針だ。
提供:建通新聞社" target="_blank">