北陸地方整備局は4日までに、金沢市直江地区における「石川運輸支局新築設計業務」(政府調達協定対象)で、最適者に大建設計を特定した。今月中には契約を締結するもようだ。
選定にあたっては温室効果ガスなどの排出削減に配慮する内容をテーマとした環境配慮型プロポーザル方式を適用したもので、5者から参加表明書が提出され、4者が技術提案を行った。
業務内容は石川運輸支局の庁舎などのほか、(自動車検査独立行政法人)北陸信越検査部石川事務所検査場の自動車検査場の基本・実施設計および積算業務。履行期限は16年3月25日。
各施設の概要は▽庁舎=RC造2階建て約1500平方メートル▽封印上屋=S造平屋建て約50平方メートル▽車庫=RC造平屋建て約40平方メートル▽自転車置場=S造平屋建て約40平方メートル▽検査場=S造平屋建て約2500平方メートル―となっている。
移転先は金沢外環状道路海側幹線沿い、金沢市副都心北部直江地区土地区画整理事業施行地区内で、用地面積は約1万4400平方メートル。今年度に基本・実施設計を行い、順調に行けば16、17年度の2ヵ年で建設工事を進め、18(平成30)年の移転完了を目指す。