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北海道建設新聞社
2015/08/04

【北海道】岩見沢市のプレミアム建設券が好調−申し込み1万枚超す 

 岩見沢市で販売しているプレミアム建設券の申し込み枚数が、7月30日時点で1万1618枚に達した。全体の発行予定枚数1万6000枚に迫る勢いで、有効期限である11月30日以前の完売が見込まれるほどの好調ぶりだ。建設券を活用した工事の申込件数は、約1カ月前から326件積み増した1065件。見積額も10億935万5065円に上るなど、需要の掘り起こしに効果が表れている。
 プレミアム建設券は、1枚5万円で5万7500円分の使用が可能。1世帯の購入上限は20枚となっている。市では、2014年度で終了したあんしん住まいづくり助成事業に代わる住宅改修や修繕の助成事業と位置付けている。
 建設券を利用する工事は、住宅改修や庭などの外構整備といった小規模なものが多く、1件当たりの平均見積額は94万7751円。1件当たり149万円だったあんしん住まいづくりと比べると少ないが、総額を見ると14年度のあんしん住まいづくりは約7億4000万円。現時点で建設券が約1・5倍となっている。
 この結果について、市は「あんしん住まいづくりでは補助対象にならなかった小規模な工事に使われている」と分析。市民にとって使いやすく消費喚起につながっているとの見方を示した。
 申し込みがあった建設券のうち8769枚、5億421万7500円分が既に販売済み。工事は837件が発注されている。工事を請け負う登録事業所も219社と増加傾向にあり、地域経済の活性化に寄与しているようだ。