吹田市は、吹田操車場跡地土地区画整理事業地内2街区(ふれあい交流創生ゾーン2)で、民間事業者による在宅医療や福祉関係の事業と一体となった高齢者向け複合居住施設の整備を計画、12月ごろをめどに事業者の選定に動き出す。
事業者は2015年度内に特定、市と50年間の定期借地契約を結び、施設の建設などの事業に着手する。18年度のオープンを目指す。
施設に求める機能案は、@訪問介護ステーションA在宅医療に対応できる薬局B定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所C小規模多機能型居宅介護事業所D居宅介護支援事業所Eショートステイ−などの医療系・介護系サービス。
このほか、生活習慣病や介護予防といった「予防」を意識したウェルネス住宅機能として、賃貸住宅居室にバリアフリーや断熱窓など設備面の工夫を求めるほか、フィットネススペースの設置など健康増進機能の仕掛けを導入する。さらに、国立循環器病研究センターや市民病院などとの連携で、付加価値機能を高める。
建設地は土地区画整理事業を進める緑のふれあい交流創生ゾーン2東側(吹田市岸部新町)の仮換地4171平方b。用途地域は第一種住居地域(容積率200%、建ぺい率60%)。市は、7月補正予算案に土地購入費5億3800万円を計上。順調に進めば、8月にも土地所有者の鉄道運輸機構と土地売買契約を結ぶ見込み。
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建通新聞社