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北陸工業新聞社
2015/07/31

【福井】丹青社が策定支援へ/一乗谷遺跡博物館基本計画/−県−

 福井県文化振興課は30日、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)基本計画策定支援業務」を一般競争で開札の結果、510万円で丹青社に落札決定した。
 同基本計画の策定にあたり、博物館整備に関する諸条件、諸課題等の整理・分析、県が設置する「基本計画策定委員会」等における意見の取りまとめ、必要な調査等の業務を支援するもの。
 委託期間は16年3月31日まで。
 日本最大の戦国城下町の遺構である一乗谷朝倉氏遺跡全体のレベルアップを図るため、全国の中世研究拠点、遺跡観光のゲートウェイとなる博物館の整備や朝倉氏庭園の再生などを進める計画で、博物館については、北陸新幹線福井開業までの整備完成を目指していく方針だ。
 基本的な考え方としては、遺跡の全体像や価値を分かりやすく知ってもらえる「展示ガイダンス棟」を新たに整備。ガイダンス機能を新設し、展示を一新する。
 また、現在の資料館および埋蔵文化財調査センターを「調査研究・収蔵棟」へと改修し、全国中世都市遺跡を解明する中核的な研究拠点として体制を強化するとともに、機能を充実、研究を高度化させ、収蔵機能を拡充する。
 加えて、遺跡区域への車両乗り入れ規制を進めるため、展示ガイダンス棟にパークアンドバスライド用の大型駐車場を整備するとしている。
hokuriku