本巣市は、市内4カ所に分散している庁舎機能のうち、根尾分庁舎を除く真正分庁舎と糸貫分庁舎について、本巣本庁舎周辺への統合を検討している。統合の方針が決まれば、合併特例債活用期限の2018年度までに、増築か改修などで事務スペースを確保する考えでいる。
同市は15年度、下半期に外部有識者らで構成する検討委員会の立ち上げを目指す。これに伴い、委員会の支援業務を外注するほか、統合の方針が打ち出されれば、配置計画などの検討業務も外注することになる。
市によると、本巣本庁や隣接する公民館、保健センターの空きスペースを活用するなどで事務スペースが確保できるのかどうか、または増築で対応するかなど、統合の是非を含めて検討を進める。
同市は、04年に本巣町・真正町・糸貫町・根尾村の3町1村が合併して誕生。旧本巣町庁舎を本庁舎、その他の旧庁舎を分庁舎として活用している。統合した場合の2分庁舎の利用方法についても検討課題とされているが、糸貫分庁舎については老朽化が著しくなっている。
各庁舎の規模は、本庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ6623平方b、真正分庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ3431平方b、糸貫分庁舎が鉄筋コンクリート造2階一部3階建て延べ2069平方b、根尾分庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ3085平方b。
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建通新聞社