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建設経済新聞社
2015/07/29

【彦根】彦根総合運動公園整備計画 秋以降に建築仕様決定

 (仮称)彦根総合運動公園整備計画検討懇話会(座長・松岡拓公雄滋賀県立大学環境科学部教授)の第7回(最終回)会議が28日に開かれ、基本計画案について意見を集約した。県は早期に基本計画を策定し、今年度から公園基本設計に着手する。建築施設計画設計では、今年秋以降に検討組織を別途設置し、仕様等を決定、28年度に基本設計に着手する。設計業務発注方法は「少なくともプロポーザル方式以上」とする考え。
 公園基本計画案によると、現彦根運動場敷地約14fを8f拡張し、22f確保。整備にあたって、県産木材など地場産の素材を活用、エントランス広場は彦根城の景観と調和する並木を整備するなど、周辺景観との整合性や歴史性をいかしたデザインとする。
 36年国体へ向けて、同関連施設の整備を先行させる。主な計画施設の概要は次の通り。
▽第1種陸上競技場=400m×9レーン、フィールド内はサッカーなど多目的利用可能、固定席1万5000席程度と芝生席を含め2万人程度収容、諸室―観客席下に管理諸室、器具庫、室内走行路等を整備、施設面積約3・8f、うち建築面積約1・8f
▽第3種陸上競技場=400m×8レーン、フィールド内はサッカーなど多目的利用可能、付属施設は管理棟および器具庫を整備、夜間照明灯の設置を検討、施設面積約2・1f
うち建築面積約0・05f
▽庭球場=競技用砂入り人工芝コート12面、管理棟、観客スタント(約1000人収容)、夜間照明灯を設置、施設面積約1・0f、建築面積0・1f
▽駐車場=約1100台
▽駐輪場=約380台
▽野球場(存置)
▽園路・広場=緑の広場、エントランス広場、メイン広場など
 このほか、隣接する彦根市営金亀公園との一体利用を強化する。
 現施設(第2種陸上競技場、庭球場、多目的広場、スポーツ会館、スイミングセンター)の解体・撤去に29年度に着手する。
 事業手法では、従来方式により県が整備し、管理運営を指定管理者制度により民間とする。
 地盤対策の概略検討では、第1種陸上競技場、第3種陸上競技場のトラック・フィールド部分の地盤対策を検討。深さ約18mの深層混合処理工、深さ1mの表層混合処理工を想定。スタンド下は建築設計で別途検討する。