日本工業経済新聞社(山梨)
2015/07/29
【山梨】八幡南〜北ランプ改良工事を推進 県新環状・西関東道路建設事務所
県新環状・西関東道路建設事務所(福嶋一美所長)は2015年度の事業概要をまとめた。
13年度に事業化した新山梨環状道路(東部区間T期)、14年度に事業化した同U期、および1996年度からの継続事業である西関東連絡道路(甲府山梨道路U期)を主要事業に掲げた。西関東連絡道路へは本年度16億円の予算を投じ、昨年度共用開始した八幡南ランプ(県道甲府山梨線八幡バイパスに接続)と八幡北ランプ(県道甲府山梨線の現道に接続)を結ぶ連絡路の供用開始を目指す。
同事務所の事業概要は次のとおり。
【新山梨環状道路東部区間:甲府市西下条町〜笛吹市石和町】
東部区間L約7qのうち、既に供用している南部区間を延伸するかたちで甲府市西下条町〜同落合町間L1・6qを13年度に事業化。本年度は、引き続き用地取得を図るとともに蛭沢川を渡る橋梁の工事を進める。
残るL5・5q(甲府市落合町〜笛吹市石和町間)についても14年度にU期として事業化が決まり、現在ルート上にある自治会等での説明会を実施している。順次、測量・調査を行い、道路設計のための準備を進める。
両区間ともに本年度予算は予定していた金額には及ばず厳しい状況だが、地元の合意形成などを積極的に行い、速やかに工事に着手できるよう準備を進めていくとしている。
【西関東連絡道路(甲府山梨道路U期):山梨市万力〜東】
昨年度までに用地買収は97%完了。山梨市北の荒神山トンネルおよび八幡南ランプと八幡北ランプ間の本線および連絡路の工事を鋭意進めているところ。今後舗装、標識、照明などの工事を発注し、本年度中に連絡路の完成・供用を予定。16年度の全線開通を目指している。
【写真は福嶋所長、新環状道路で整備する蛭沢川橋梁下部工、改良工事が進む本年度供用予定の西関東道路八幡南・八幡北ランプ間の連絡路】