建設新聞社
2015/07/29
【東北・宮城】山下設計と日立建設設計に/復興市街地の防災拠点設計2件
宮城県山元町は28日、新市街地として整備している新山下駅周辺地区と新坂元駅周辺地区に建設する防災拠点施設の設計業務を委託するため、それぞれ指名競争入札を行った結果、新山下駅周辺地区は5776万円で山下設計、新坂元駅周辺地区は3594万7000円で日立建設設計に決まった(本紙調査)。
同事業は、津波復興拠点施設事業の一環として、災害時における住民の避難場所の確保などを目的に防災拠点施設の整備を計画したもの。両地区の施設とも基本計画はオオバが担当した。
今回の業務はこの基本計画に基づき、基本と実施設計を作成するもの。計画では新山下駅周辺地区が、新山下駅東側に隣接する敷地約5600平方bにRCまたはSRC造等3階建て、延べ4037平方b規模での整備を想定。内部に地域交流施設や会議室などを設け、避難収容可能人数は780人。
一方の新坂元駅周辺地区は、地区西側の敷地約6000平方bにRCまたはSRC造等3階建て、延べ2578平方b規模の施設を予定し、会議室やイベントスペースに加え、坂元支所の機能移転先とする。避難収容可能人数は250人。履行期限は2016年3月14日までで、来年度内の工事着手および完成を目指している。
提供:建設新聞社