北海道建設新聞社
2015/07/28
【北海道】倶知安町山田の分譲コンドミニアムが着工−1.2万u、16年11月完成へ
不動産投資の丸海(札幌市中央区南16条西8丁目1の38、吉川徳真社長)は、倶知安町山田地区で延べ約1万2000m²の分譲コンドミニアム「アヤ・ニセコ」新築に着工した。施工は岩田地崎建設。2016年11月中旬の完成、同12月中旬のオープンを目指す。
建設地は山田195の1で、道道蘭越ニセコ倶知安線沿いのコンドミニアム・ザヴェールの南西側に並び、スキー場と直結する立地だ。プロジェクトマネージメントはニセコ東急リゾート、不動産販売はニセコリアルエステートが担い、香港やシンガポール、タイなど海外の富裕層を中心に8月上旬から分譲を始める予定だ。
規模は地下1地上6階、延べ1万2037m²で、5階までをRC造、6階はS造とする。1部屋当たり延べ45m²のワンルームタイプから377m²のハイグレードな部屋を計87室を設け、うち最上階はペントハウス3室を配置。エレベーターは客用2基、従業員用1基の計3基を設ける。
館内は「あや織り」のコンセプトに基づき、糸が交差するイメージで装飾。1階はレストランやバーのほか、温泉施設、ジム、マッサージルームも備え、スキー場に直接つながる出入り口を設ける。2階から上階は客室をメーンに一部ビジネス用の会議室やアートギャラリーなどを設置。設計はISAが担当した。
工事は13日から始まった。ひらふエリアは準都市計画区域に指定され、12月中旬から3月下旬まで休工することが慣例となり、この建設地は同計画区域から外れているものの隣接していることから冬季は休工し、4月から再開する。