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建通新聞社(神奈川)
2015/07/27

【神奈川】リニア中央新幹線建設促進神奈川県期成同盟会 橋本駅周辺のまちづくりを 

 リニア中央新幹線建設促進神奈川県期成同盟会(会長・黒岩祐治神奈川県知事)は27日、横浜市内で2015年度総会を開き、県内駅が設置される橋本駅周辺のまちづくりを推進することなどで同意を得た。
 黒岩会長は、「夢の実現に動き出した。神奈川県内駅が誰もが降りたくなる駅≠ニなるよう、魅力あるまちづくりが必要だ」とあいさつ。
 リニア駅が予定されている相模原市の加山俊夫市長は、「全額自社負担で駅が建設されることに感謝する。市内にはものづくりの集積があり、JAXAなど宇宙関連の拠点が立地している。全国でもまれに見るポテンシャルの高い地域だ。これを生かしてまちづくりに努め、市全体の発展に努めたい」と意気込みを示した。
 来賓として出席したJR東海の金子慎副社長は「県内で65回の説明会を開いた。24日には相模原市内で中心線測量を開始。今後は市、県と委託協定を結んでいる用地交渉が重要となる。工事に向けて難しい点は多々あるが、順調に事業が進むようお願いする」と語った。
 総会決議では、橋本駅付近に設置される神奈川県駅が産業・経済・文化の発展に大きな役割を果たすとして、▽早期整備とコストダウン▽大深度地下利用の行政手続きを円滑に進める▽駅や車両基地の設置に地元の要望を反映させる▽周辺の環境影響を可能な限り低減する▽工事では地元企業の受注機会拡大に配慮する−などを求めることを決定した。