日本工業経済新聞社(茨城)
2015/07/28
【茨城】県 サイクリング環境整備総合計画策定へ初会合
水郷筑波サイクリング環境整備総合計画策定委員会(蓮見孝委員長)の初会合が24日、つくば国際会議場で開かれ、学識経験者やサイクリング関係事業者らが、ともに今後の構想について話し合った。来年2月をめどに計画をまとめる。
この会合は、つくばりんりんロードと霞ヶ浦自転車道などを一体とした総延長約180qとなる日本一のサイクリングロード・サイクリング環境の構築に向け、「仮・水郷筑波サイクリング環境整備総合計画」を策定するもの。
蓮見委員長が「十数年、茨城のサイクリング環境を発信したいと願っていた。この会合では『策定して終わり』ではなく、実効性のある計画をまとめたい」とあいさつ。
当日は、計画策定の趣旨、水郷筑波地域の特徴を事務局が説明した後、計画に盛り込む将来ビジョンや具体的な取り組みを議論。また予備調査報告書をまとめたパシフィックコンサルタンツ鰍ェ他県の事例などを説明した。
今後は、下部組織の事業推進検討会や部会で課題や意見を検討しながら、10月中旬に第2回、12月下旬に第3回の策定委員会を開き、来年2月に計画をまとめる。
なおハード関連では、つくばりんりんロードと霞ヶ浦自転車道が接続されていない土浦市内のルートを決定すべく、土浦市と検討中。また路面改修や防護柵、路面標示の設置などを順次進める。